ずいぶんとブログをさぼってしまいました。
5月には考えていた首輪の改善を、忙しさにかまけて夏まで引きずってしまいました。
これが新デザインの「首輪L」です。見た目も変わりましたが、大きく変わったのが長さを変えられるようにしたこと。成獣であっても、冬毛と夏毛、太ったり痩せたりと首輪のサイズは変わりますね。長さの調整機能は初めから欲しかったのですが、デザインと合わせて改善のめどが立ったので作ってみました。画像は周囲長45㎝で作っており、およそ43㎝~50㎝(-2㎝~+5㎝)の範囲で調整が可能です。製造過程を紹介します。
厚さ1.6㎜、幅20㎜のPPテープを芯にしました。「コキ」と呼ばれる金具(英語ではtriglide)付近まで二重にし、ホットグルーで接着して縫い合わせています。構造上テープ1枚の部分が残るので、引張強度はテープ1枚分、静荷重150㎏程度です。
17㎜幅のエゾシカ皮の一端を固定し、パラコードを編んでいきます。
コキまで編んだら、末端処理して完成。首輪Mも同様の改善をして、近々ショップの商品入れ替えを行います。
さて、多少の調整が利くとはいえ、犬のコンディションに合わせて調整幅を持たせるという本来の機能を生かすには、採寸が必要と考えます。これまで通り注文生産としますので、注文時には色と首輪サイズ(㎝単位)の指定をお願いします。
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